話さない・画面のないキノコ型ロボ「Mori」、米国で先行販売 649ドル・12月下旬到着見込み、日本へは発送なし
ふだんはテーブルランプのように置いておき、人の動きや音に気づくと顔を出して反応する、キノコのような形の家庭用ロボットです。話さず、画面もありません。いまは米国内にしか発送しておらず、日本では買えません。
このニュースのポイント
- OKA(One Kind Artifact)は2026年10月22日、家庭用ロボット「Mori」を発表し、数量限定の先行販売を始めました[1]
- 公式サイトの先行販売(First Access)の価格は649ドルで、通常価格849ドルから200ドル引きと表示されています。税と送料は別です[2]
- 先行販売分の到着見込みは「2026年12月下旬」です(公式サイトの購入欄。FAQには11月30日という記載もあります)[2][3]
- 発送先は今のところ米国内(本土48州とワシントンD.C.)だけです。ほかの地域は順次広げるとしています[4]
- 日本での販売・日本語対応・技適(電波法の認証)の公式発表はありません(2026年10月23日時点)
OKAは「One Kind Artifact」の略で、自らを「実験的なテクノロジー企業」と説明しています[1]。創業者はCEOのHua Wang氏と、ロボット研究者のWeizhe Chen氏です[1]。公式サイトの販売元はシンガポールのOKA TECHNOLOGY PTE. LTD.です[2]。同社は製品を「5つだけ」作ると決めていて、Moriはその1つ目です[1]。
話さない・画面がない「そばにいる」ロボット
プレスリリースによると、Moriは見た目が現代的なテーブルランプに近く、ウール混紡の布で覆われ、あたたかい光を灯します[1]。その一方で、好奇心があり、恥ずかしがり屋で、ときどき遊び好きなロボットだと説明されています[1]。
画面もなく、言葉も話さないのは意図した設計だとしています。覚えるコマンドはなく、たいていは触れるだけで使える、と同社は説明します[1]。部屋の様子を見て、反応するか、静かにしているかを自分で決める仕組みを「Attentive Intelligence」と呼んでいます[1]。気分やエネルギーのような内部の状態(VIBE)が時間や経験で変わるため、同じように呼びかけても毎回少し違う反応になるそうです[1]。
もう1つの柱が「自然」です。動き・光・音を組み合わせて、雨・森・たき火などをイメージした短い体験を部屋の中で流します[1]。公式サイトでは、この体験のサービスを「Nature Time」と呼んでいます[2]。
プライバシーについては、周りを認識する処理は本体の中で行う設計で、頭を本体の中に引っ込めるとカメラが物理的に隠れる、としています[1]。
価格と販売の条件
2026年10月23日に公式サイトの購入ページで確認した、先行販売(First Access)の条件は次のとおりです[2]。
- 価格:649ドル(通常価格849ドルから200ドル引き)。税と送料は別で、送料無料ではありません
- 支払い:注文時に全額を払う。手付金や後払いはなし
- 数量:数量限定の先着順。1つのメールアドレスで1台まで
- 特典:届いてから180日以内なら返品できる。Nature Timeが2年間無料
- 保証:届いた日から1年間の限定保証
- 到着見込み:2026年12月下旬(保証された日付ではない)
プレスリリースでは、この先行版を「Founder Edition」と呼び、数百台限定・649ドルとしています。2年間のハードウェア保証と2年間のサブスクリプション(158ドル相当)付きとも書かれています[1]。
日本へは発送していない
公式サイトのサポートページ「Do you ship internationally?」には、「現在は米国内に発送しています。ほかの地域は少しずつ広げていきます」と書かれています[4]。米国内でも、発送先は本土の48州とワシントンD.C.だけで、アラスカ・ハワイ・グアムなどは対象外です[4]。
日本語への対応と、技適(日本の電波法の認証)についての公式発表はありません(2026年10月23日時点)。Moriは無線LAN(2.4GHz・5GHz)とBluetoothを使います[2]。
Moriの主な仕様
公式サイトの製品仕様は次のとおりです[2]。
- 型番:ARTIFACT-01
- 大きさ:直径は最大20.91cm、高さは26.4〜29.8cm
- 重さ:1.5〜2.0kg
- 電池:37.7Wh。80%までの充電は最大2.5時間
- 通信:Wi-Fi(2.4GHz・5GHz)、Bluetooth
- 使用温度:0〜35℃
- 付属品:本体、充電器、クイックスタートガイド、取扱説明書
日本語での報道状況
2026年10月23日に、Google ニュース日本語版と主要媒体で「Mori」「One Kind Artifact」を検索しました。BigGo ファイナンスが10月22日に、価格・仕様・CEOの発言などを紹介する記事を出しています[5]。ただし、日本へ発送していないこと、到着の時期、公式情報どうしの食い違いを伝える日本語記事は見つかりませんでした。すべての記事を調べられたわけではありません。なお、同記事にある重さ(2.5kg)は、公式サイトの仕様(1.5〜2.0kg)と異なります[2][5]。
対象製品:Mori
出典・一次情報
- 一次情報OKA プレスリリース「OKA Introduces Mori, The Nature Companion, a New Kind of AI Home Robot」(PR Newswire、2026年10月22日)
PR Newswire 該当リリース確認日:2026年10月23日(発表日、製品の説明、Founder Editionの条件、予約価格、写真の出典) - 一次情報OKA 公式サイト「Mori」購入ページ(製品仕様・Sale Addendum 2026年10月20日更新・予約規約)
OKA 公式サイト Mori確認日:2026年10月23日(先行販売の価格・条件・到着見込み、仕様、販売元、色違いの写真) - 一次情報OKA サポート「When will First Access orders ship?」
OKA サポート 出荷時期確認日:2026年10月23日(到着見込み11月30日の記載) - 一次情報OKA サポート「Do you ship internationally?」「Which regions in the US can Mori be shipped to?」
OKA サポート 海外発送/米国内の発送地域確認日:2026年10月23日(米国内のみ発送、本土48州とD.C.) - 報道BigGo ファイナンス(2026年10月22日)
BigGo ファイナンス 該当記事確認日:2026年10月23日(日本語での既報の内容)
更新履歴 2026年10月23日:公開
