Meta「Muse」が日本で提供開始 専用端末「Muse Charm」は米国でも未発売、日本での発売は未発表
Metaの「Muse」は、目標を伝えると代わりに作業を進めてくれるAIエージェントです。そのMuseと話すための専用端末が、キーホルダー型の「Muse Charm」です。アプリのMuseは日本でも使えるようになりましたが、Muse Charmはまだどの国でも買えません。
このニュースのポイント
- Metaは2026年10月23日、AIエージェント「Muse」の日本での提供を始めました。北米以外で初めての提供地域です[1]
- Muse Charmは、Museと話すために作られた最初の専用端末です。2026年9月23日の「Meta Connect 2026」で発表されました[3][4]
- Muse Charmは米国でもまだ発売されていません。価格・発売日は未発表で、出荷は「12月のホリデーシーズン」が目標です[3][5]
- Meta日本サイトのMuse Charmのページには「お住まいの地域ではまだご利用いただけません」と表示されています(2026年10月24日確認)[4]
- 日本でのMuse提供の発表に、Muse Charmについての記載はありません[1]
「Muse」と「Muse Charm」は名前が似ていますが、役割が違います。Museは、スマホのアプリやWebで使うAIエージェント(ソフトウェア)です。Muse Charmは、そのMuseを持ち歩いて話しかけるための端末(ハードウェア)です。Muse Charmだけで動く別のAIがあるわけではありません[3][4]。
Museとは:目標を伝えると代わりに進めるAIエージェント
Metaは2026年9月8日、Museを米国で公開しました[2][7]。質問に答えるだけでなく、計画を立ててメールの送信、旅行の予約、フォームへの入力などを進めるのが特徴です。アプリを閉じても作業を続け、承認が必要な場面で知らせてくれます[2]。
日本での提供は10月23日からです。iOS・Android・Webで使え、多くの基本機能は無料で、さらに使いたい人向けにサブスクリプションプランがあります[1]。GmailやGoogleカレンダー、Instagramなどと連携でき、日本向けにはメルカリ、マネーフォワード ME、チケットぴあとの連携を進めるとしています[1]。
プライバシーについては、利用者ごとに隔離された専用の仮想マシン「Muse Secure VM」で動き、Museはパスワードや支払い方法を見られない仕組みだと説明しています。メールの送信や商品の購入の前には、本人に確認します[1][2]。
Museの使い方:始め方から承認の設定まで
Metaのヘルプセンター(日本語)に書かれている使い方を、ポイントごとにまとめます[10]。
はじめ方
- MetaアカウントでログインアプリでもWebでも同じアカウントで使えます。FacebookやInstagramのアカウント、メールアドレス・電話番号からも作れます[10]
- [チャット]タブで話しかける返事を待たずに次の質問を送れます。前の話を言い直す必要はありません[10]
- 必要ならアプリをつなぐ「Gmailをリンクして」と頼むか、[設定]→[コネクター]→[Connect]から連携します[12]
頼めること
どこまで任せるかは自分で決める
[設定]→[アクセス許可]で、Museが確認を求めるタイミングを選べます。予定やメールを見るだけ(読み取り)と、メッセージの送信や購入のような変更する操作(書き込み)を分けて考えるのが基本です[13]。何をしたかは、アシスタントのアイコンから開く「アクティビティ」でいつでも確認できます[13]。
名前・性格・見た目を変えられる
Museの名前、話し方(ていねい・くだけた・短めなど)、覚えておいてほしいこと、アバター(キャラクター)は、会話の中で頼むか手動で変えられます[11]。別のAIアシスタントの会話履歴を.zipファイルで取り込むこともでき、「デフォルトの性格に戻って」と頼めば元に戻ります[11]。
料金
| プラン | 月額 | 1週間の利用枠 |
|---|---|---|
| 無料 | 0円 | 上限あり(量は非公表) |
| Power | 20ドル | 5億Museトークン |
| Maximum | 100ドル | 30億Museトークン |
出典:Metaヘルプセンター[17]。有料プランは18歳以上が対象で、特典や提供状況は地域とアカウントで変わります。上限を超えたら、トークンの追加購入もできます[17]。日本での円の価格は公式の発表に書かれていません[1]。
Museを使える場所
スマホアプリ・Web・WhatsAppのほか、Macでアプリを操作できるデスクトップ版があります[19]。日本ではアプリとWebで提供が始まりました[1]。AIグラスへの対応は数か月以内の予定で、日本は未定です[19]。自宅のネットワークにつなぐ小さなUSB-C機器「Muse Home Link」(35×42×10mm、マイク・カメラなし)もありますが、対象は米国です[18]。
Muse Charmとは:Museを持ち歩くキーホルダー型の端末
Metaの発表では、Muse Charmは「Museとの会話やインタラクションを楽しむために作られた」端末で、最新のリアルタイム音声モデルをポケットに入る大きさに収めたとしています[3]。製品ページでは「パーソナルAIエージェント『Muse』専用に作られた初のデバイス」と紹介されています[4]。
部品やデザインは最終調整中で、まだ数台しか作っていないとされています[5]。
Muse Charmの使い方(発表・報道で分かっていること)
Muse Charmは、上で説明したMuseを、スマホを出さずに使うための入り口です。発表会の内容と、Bloombergの取材記事(The Irish Times掲載)から分かっている使い方をまとめます[21]。
- Museアプリで初期設定iPhoneかAndroidのMuseアプリから設定・同期します。Museを使っていることが前提です[21][4]
- 角の指紋センサーにタッチスマホのロック解除やアプリを開く手間なく、すぐ話し始められます[5][20]
- 話す・カメラで見せる前後のカメラで周りの様子を見せて、Museに判断や作業を頼めます。撮った写真・動画は本体で見られます[21]
キャラクターと楽しみ方
MetaのAndrew Bosworth CTOは、Muse Charmを正式な第1世代の前の「v0」と呼び、「人々がどう使うか見てみたい」と話しています。MuseはスマホやAIグラスで使う人のほうがずっと多いと見ていて、Charmは戦略の中心ではないとも述べています[21]。
価格はまだ決まっておらず、関係者によるとスマートウォッチ並みの価格帯です。5G通信の料金も決まっていません[21]。電池の持ちも発表されていません[5]。
米国でもまだ買えない
MetaはConnect 2026のまとめで、Muse Charmについて「今年後半に詳しくお伝えします」としています[3]。発表会では、12月のホリデーシーズンに間に合うよう出荷する計画が示されました[5]。価格は発表されていません[5]。
10月12日時点の海外の調査では、米国の製品ページは発売の通知を受け取るためのメール登録だけで、購入も予約もできませんでした[6]。
日本での発売は未発表
2026年10月24日に、Meta日本サイトのMuse Charmのページを確認しました。「お住まいの地域ではまだご利用いただけません」と表示され、価格や通知登録の欄はありませんでした[4]。10月23日の日本でのMuse提供の発表にも、Muse Charmの記載はありません[1]。
Muse Charmは5G通信を使うとされています。日本で売る場合は、技適(日本の電波法の認証)や通信の契約がどうなるかも気になる点です。いずれも公式の発表はありません(2026年10月24日時点)。
日本語での報道状況
Muse Charmの発表は、9月24日にImpress Watchなどが日本語で伝えています[8]。10月23日のMuse日本提供は、ITmediaやケータイ Watchなど多くの媒体が報じました[9]。ただ、2026年10月24日に主な記事を確認したところ、Museの日本提供とMuse Charmの販売状況を合わせて伝える記事は見つかりませんでした。すべての記事を調べられたわけではありません。
対象製品:Muse Charm
出典・一次情報
- 一次情報Meta「Meta、パーソナルAIエージェント『Muse』を日本で提供開始」(Meta ニュースルーム、2026年10月23日)
Meta 日本のニュースルーム 該当記事確認日:2026年10月24日(日本での提供開始日、料金の考え方、日本向けの連携サービス、プライバシー、アプリ画面の写真) - 一次情報Meta「Introducing Muse」(Meta Newsroom、2026年9月8日)
Meta Newsroom 該当記事確認日:2026年10月24日(米国での公開日、Museの仕組み) - 一次情報Meta「The Biggest News From Connect 2026」(Meta Newsroom、2026年9月24日)
Meta Newsroom Connect 2026のまとめ確認日:2026年10月24日(Muse Charmの説明、今年後半に詳細を案内) - 一次情報Meta「Muse Charm」製品ページ(日本)
Meta Muse Charm 製品ページ確認日:2026年10月24日(製品の説明、「お住まいの地域ではまだご利用いただけません」の表示、写真の出典) - 報道Notebookcheck(2026年9月24日)
Notebookcheck 該当記事確認日:2026年10月24日(12月出荷の目標、価格未発表、画面・5G・指紋センサー、試作台数) - 報道AI Agents Library「Meta Muse Charm: Availability and Release」
AI Agents Library 該当記事確認日:2026年10月24日(10月12日時点で米国は通知登録のみ) - 報道TechCrunch(2026年9月8日)
TechCrunch 該当記事確認日:2026年10月24日(米国でのMuse公開の状況) - 報道Impress Watch(2026年9月24日)
Impress Watch 該当記事確認日:2026年10月24日(日本語での既報) - 報道ITmedia NEWS(2026年10月23日)
ITmedia NEWS 該当記事確認日:2026年10月24日(Muse日本提供の日本語報道。Muse Charmの記載なし) - 一次情報Metaヘルプセンター「Museの利用を始める方法」
Metaヘルプセンター 該当記事確認日:2026年10月24日(ログイン、会話、サイドチャット、ファイル) - 一次情報Metaヘルプセンター「Museの性格と記憶をカスタマイズする方法」
Metaヘルプセンター 該当記事確認日:2026年10月24日(名前・性格・アバター・メモリー、他AIからの取り込み) - 一次情報Metaヘルプセンター「Museとコネクターの連携」
Metaヘルプセンター 該当記事確認日:2026年10月24日(コネクターの設定方法) - 一次情報Metaヘルプセンター「Museがあなたのガイダンスと承認に基づいて機能する仕組み」
Metaヘルプセンター 該当記事確認日:2026年10月24日(アクセス許可、承認の選択肢、アクティビティ) - 一次情報Metaヘルプセンター「Museでの支払いのしくみ」
Metaヘルプセンター 該当記事確認日:2026年10月24日(購入前の承認、StripeのLink) - 一次情報Metaヘルプセンター「Museでリマインダーと日時指定されたタスクを管理する方法」
Metaヘルプセンター 該当記事確認日:2026年10月24日(リマインダー、定期タスク) - 一次情報Metaヘルプセンター「Museはスキルをどのように活用しているのか」
Metaヘルプセンター 該当記事確認日:2026年10月24日(スキルの種類と使われ方) - 一次情報Metaヘルプセンター「Museサブスクリプションについて」
Metaヘルプセンター 該当記事確認日:2026年10月24日(無料の週上限、Power・Maximumの料金、18歳以上) - 一次情報Metaヘルプセンター「Muse Home Linkユーザーガイド」
Metaヘルプセンター 該当記事確認日:2026年10月24日(機能、大きさ、対象地域) - 一次情報Meta ブログ「Meta Connect 2026で発表したすべて」(2026年9月23日)
Meta ブログ 該当記事確認日:2026年10月24日(Mac版、AIグラスへの対応と日本は未定) - 報道New Atlas(2026年9月24日)
New Atlas 該当記事確認日:2026年10月24日(指紋センサーで話しかける、画面のアバター) - 報道The Irish Times(2026年9月24日、Bloomberg配信)
The Irish Times 該当記事確認日:2026年10月24日(Muse Charmの機能・使い方、Bosworth CTOの発言、価格帯と通信料金)
更新履歴 2026年10月24日:公開/同日、MuseとMuse Charmの使い方の節を追加
