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NEWS まとめ 市場動向 海外・日本未発売

【週次まとめ】海外コンパニオンロボット動向(10月6日〜12日):中国の8月オンライン販売は10.5万台、前月比38%増

1週間に出た海外のコンパニオンロボット関連の動きを、確認できた数字と出典つきで1本にまとめました。1件ずつの記事にするほどではない動きも、ここで押さえます。

公開 更新 事実確認2026年10月12日 文:RoboPet Life 編集部
白い背景の上に立つ、黒い箱型の胴体と4本の脚を持つ小型の4脚ロボット
今週紹介する4脚ロボット「Q8botOne」。画像出典:ZeroWire Robotics(Crowd Supplyのキャンペーンページ掲載写真)

今週のポイント

  • 中国の2026年8月の「陪伴ロボット」オンライン販売は、売上約12.4億円(5,232.1万元)・10.5万台。前月比でそれぞれ34.0%増・37.9%増でした(調査会社の奥維雲網〈AVC〉のデータ。報道による)[1]
  • 中国のAIペット・感情コンパニオン機器は、過去1年で20件超の投資案件がありました(China Daily)[2]。一方で、有識者は「高級玩具の域を出ていない」と指摘しています[2]
  • 米国では手のひらサイズの4脚ロボット「Q8botOne」が、Crowd Supplyで支援受付を始めました(完成品約9.5万円・599ドル)[3]
  • 以上の製品について、日本での販売・日本語対応・技適の公式発表は確認できませんでした(2026年10月12日時点)

今週は、単独の記事にできる大きな新製品発表は多くありませんでした。代わりに、中国の販売データと市場の見方、そして米国の小型ロボットの話題が目立ちました。ここでは3つの動きを、確認できた事実だけでお伝えします。

① 中国の8月オンライン販売:10.5万台、前月比+37.9%

中国の経済メディアは2026年10月10日、調査会社・奥維雲網(AVC)のデータをもとに、2026年8月の「陪伴ロボット」のオンライン市場を報じました[1]。主な数字は次のとおりです[1]。

  • 市場全体:オンライン小売額 約12.4億円(5,232.1万元・前月比+34.0%)、販売台数 10.5万台(同+37.9%)。台数の伸びが金額の伸びを上回っています
  • 売上シェア1位「芙崽(Fuzozo)」:シェア11.1%、売上約1.4億円(581.6万元)、1.3万台。シェアは7月より2.6ポイント下がりました
  • 2位「ENABOT」:シェア5.5%、売上約6,800万円(289.3万元・前月比+65.1%)、3,126台。家庭用ロボット「EBOSE」の家じゅうの移動見守り機能が伸びを支えたとされています
  • 3位「元萝卜」:シェア5.3%、売上約6,500万円(275.9万元・前月比+84.0%)、871台。囲碁・チェスなど盤上ゲームを学ぶ製品が中心です
  • 単品1位「超級球球」:AI搭載の子ども向けコンパニオンロボット。7月4日の発売から最初の通期の月で単品1位となり、前月比+1,189.5%と報じられています

同記事は、新学期前の需要と七夕の贈り物の時期が重なり、教育向けのコンパニオン製品やAI搭載のぬいぐるみ・キーホルダーが伸びた、と分析しています[1]。

注意:数字は調査会社AVCの推計を、Mysteel(我的鋼鉄)が報じたものです。AVCの元レポートは確認できていません(2026年10月12日時点)。対象は中国のオンライン販売で、日本の市場とは異なります。

② 「AIペット」市場:投資は活発、でも「高級玩具」との指摘も

China Dailyは2026年10月8日付で、中国の「AIペット」市場を取り上げました[2]。記事に出てくる製品と数字は次のとおりです[2]。

  • Fuzozo(上海のRobopoet):約9,400円(399元)。毎日の無料利用枠があり、超えると有料。木・火・土・金・水の五行をモチーフにした5色・5つの性格があります
  • iMoochi(Nubia):約4.0万円(1,699元)。雲形の充電ドック付きは約4.2万円(1,778元)。声紋認識と、頭・背・鼻・手足のタッチセンサーを備え、性格は5種類あります
  • 投資:Robopoetは2026年6月に数千万元規模のエンジェル投資ラウンドを発表しました。中国のAIおもちゃ・感情コンパニオン機器では、過去1年で20件超の投資案件があったとされます(出典は調査機関Znkedu)

一方で、杭州城市大学のLin氏は、現状は「高級玩具」の域を出ておらず、再購入や長期利用の数字が不十分だと指摘しています[2]。サブスクリプションなど収益モデルがまだ確立していない点も、記事では課題とされています[2]。

③ 米国:手のひらサイズの4脚ロボ「Q8botOne」が支援受付を開始

ZeroWire Robotics(米国)は、オープンソースの4脚ロボット「Q8botOne」の支援受付をCrowd Supplyで始めました[3]。完成品が約9.5万円(599ドル)、組み立てキットが約3.1万円(199ドル)(アクチュエータ別売)で、出荷は2027年3月24日の予定です[3]。詳しくは個別記事をご覧ください。

なお、日本の川崎重工が2026年10月6日に発表した高齢者向け犬型ロボット「Home LEO」の試作機(2028年度の市場投入をめざす)も、海外メディアで報じられています[4]。国内メーカーの発表のため、詳細は個別記事に譲ります。

日本語での報道状況

2026年10月12日にWeb検索で確認した範囲では、AVCの8月データやChina Dailyの記事を日本語で伝える報道は見つかりませんでした。ただし、Google ニュース日本語版と国内主要媒体を個別に網羅して確認したわけではなく、既報の有無は保証できません。

今週の数字(2026年10月12日時点)
中国オンライン市場(8月)
売上約12.4億円(5,232.1万元)/10.5万台(前月比+34.0%/+37.9%)[1]
売上シェア上位
芙崽 11.1%/ENABOT 5.5%/元萝卜 5.3%[1]
Fuzozo
約9,400円(399元・中国)[2]
iMoochi
約4.0万円(1,699元・中国)[2]
Q8botOne
完成品約9.5万円(599ドル)/キット約3.1万円(199ドル)、出荷2027年3月予定[3]
日本での入手
日本での販売・日本語対応・技適に関する公式発表なし(2026年10月12日時点)

出典・一次情報

円換算は2026年10月12日時点の為替(1ユーロ=約177円、1ドル=約158円、1元=約23.6円)による目安です。実際の価格は為替や税・送料により変わります。

  1. 報道Mysteel(我的鋼鉄)「陪伴机器人8月线上市场:芙崽登顶灵宇宙收缩,AI毛绒挂件成爆品」(2026年10月10日。奥維雲網AVCのデータを引用)
    Mysteel 該当記事確認日:2026年10月12日(本文を開いて数字を確認。AVCの元レポートは未確認)
  2. 報道China Daily「AI pet market cat's meow for the lonely」(2026年10月8日更新)
    China Daily 該当記事確認日:2026年10月12日(本文を開いて製品名・価格・投資件数・専門家コメントを確認)
  3. 一次情報ZeroWire Robotics「Q8botOne」(Crowd Supply キャンペーンページ)
    Crowd Supply 該当ページ確認日:2026年10月11日(個別記事の作成時に確認。写真の出典)
  4. 報道The Japan Times「Kawasaki Heavy unveils dog-shaped robot companion for older people」(2026年10月7日)
    The Japan Times 該当記事検索結果のみ確認(詳細は個別記事で国内の一次情報を確認)

更新履歴 2026年10月12日:公開